【POP19枚目】うっかり失ってはいけないもの「ゴールデンデイズ 高尾滋」
私はとんでもないものを落としました。
その日は連休明けの火曜日。
3日間の暴飲暴食により浮腫んでおりました。
会社でPCを操作していると、目に入ってくるのはパンパンの指。
見事に育っているぞとおもい、慌てて手をマッサージ。
その後、滞りなく平日を過ごし、帰途につきました。
その帰り道、ふと足元を見ると小さなリングが落ちていました。
あらら、指輪か？
え
え
OMG！
“私の指にこそ”指輪がない。
私は今まで数々のものを落としてきました。
財布、携帯、家の鍵、PC、iPad、定期、ネックレス、イヤリングなどなど
とはいえ、結婚指輪まで？？？？？？？？？？
今から会社に戻っても、入室できないためとりあえず帰宅。
隠してもしょうがないから報告。
心広く、なんのお咎めもなかったけれども
改めて罪悪感に襲われました。
替えが効かない物だよ！
結婚しても指輪はしない人もいるけれど、
あって着けてないのと、失くして着けてないのは大違い。
2つ目の指輪を創る人もいるらしいけど、
壊してしまって創るのと、失くしてしまって創るのは大違い。
失くすのはいかん！
ということで、こちら
「ゴールデンデイズ 高尾滋」全8巻 花とゆめ
＜大正タイムスリップ浪漫。
異様に過保護な母親に反発しながら暮らす、高校1年生の相馬光也。
そんな彼の心のよりどころは、バイオリンと入院中の祖父だけだった。
しかしその祖父の容体が急変し、病院へ駆けつた光也は祖父からお願い事をされる。＞
まさに大正浪漫な世界。
高尾滋作品はなぜこんなに美しいのだろうか。
設定が良いところのお宅だからというだけでは、とても説明できない。
若干BL作品ですが、苦手な人でも大丈夫範囲かと思います。
本誌連載当時、雑誌で読んでいたけれどその時はよさが分からなかった。
今コミックで読み返すと、全然余韻が違います。
光也の真っ直ぐな性格がまぶしい。育ちの良さが感じられる。
仁がほだされるのも分かる。
BLに分類されてしまいますが、友情の話です。
人の想いは品物に託されることによって、身近に感じることが出来るのだなと。
心がふるえます。
ということで、結婚指輪は指輪以上の価値があるのだから
簡単になくしちゃいけないデスネ。
見つかってよかった～
