【小休止】物は言いよう、タイムイズマネー
忘れられない仕事があります。
仕事というか、先輩の言葉。
「なぜ嫌がるのかわからない。これだけ多くの人に自分の話を聞いてもらえるのに。通常、顧客に時間をもらうためにどれだけの労力が必要か考えてみな」
100名ほどの顧客に対して、10分の製品プレゼンをしたときの言葉でした。
チームで主催する会にて、製品プレゼンの時間をもらえることになりました。
顧客100人はチームメンバーのそれぞれの顧客の集まりで、チームのだれがプレゼンするか打ち合わせされたところ、
一番下っ端だった自分に白羽の矢が立ちました。
完全に押し付け。
自分の担当ではない大きい顧客もいる中、責任重大でビビっていました。
そんな時に先輩に言われた次第です。
「あの大きい顧客に製品を紹介する時間を10分もらうには、俺はどれだけの時間と労力をかけていると思う?それなのに、何もしないで時間をもらえるなんてすごいと思わないか?お前の顧客にも一気に紹介できるんだぞ?いい経験だ、楽しんでこい!」
あっは~ん
物は言いよう。それこそ先輩がしたほうがいいやんけー
と、思いはしたものの、おっしゃる通り。
私ごときがそれだけ多くの人に、時間をもらえるなんてありがたいお話です。
激励をいただく前から必死に練習していましたが、会の開会ぎりぎりまで練習し、先輩にもたくさんお付き合いいただきました。
おかげで今でも助かっています。
対象者が多いプレゼンでも、これだけ多くの人に時間をいただけてありがたいと思うと気持ちが高まります。
ありがとうございます。先輩。
プレゼン後日談ですが、先輩はある顧客から
「君のところは意外に体育会系だな。
プレゼンしていた彼女、ほぼマイク使ってなかったよ。地声で頑張っていたな(爆笑」
と盛り上がったそうな。
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