【POP32枚目】祝:マンガ大賞2020「ブルーピリオド 山口つばさ」
本日は雑談なし。
「ブルーピリオド 山口つばさ」全7巻(連載中)アフタヌーン
<スポコン受験物語
成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、
何処か空虚な焦燥感を感じて生きる高校生、矢口八虎。ある日一枚の絵に心を奪われる。その衝撃は、八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術に身を投じていく。美術の蘊蓄満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根>
本屋さん大賞になっているのを見てから読みました~
絵面に圧倒される。
実際に美大生の絵を使用しているようで、様々な作品が漫画の中に出てきます。
今まで美術の漫画はたくさん読んできたけど、作品を注目してみることはあまりなかったです。おそらく作品に焦点を当てているものがなかったのではないかと思います。
その点、こちらは作品として作られたものが出てくるから、世界観に圧倒される。
これ、どうして思いつくの?感が強い。(もちろんいい意味で!)
他にも主人公が良い。
スクールカースト上位のキャラって、鼻につくかんじ(私の性格の問題ですが)があるのですが、空気読みまくって努力してスクールカースト上位を維持している感がリアルでよい。優雅なカルガモも水面下では必死的な。
良い意味で素直に、みんなの影響を受けて主人公の世界が広がっていくのが見てて応援したくなる作品です。
ただ一つ思うことは、
受験合格がゴールになると、燃え尽き症候群になりやすい。
入ってから何をしたいのか、自分はどこを目指すのかが重要になって、結局壁にぶつかる。
ハチクロの竹本君みたいに、自分探しに出ることになる(笑
特に美大は就職するか、自分の芸術を続けるのかで分かれるって聞くしね。
好感度MAXの八虎があまり苦しませんように!!!!
とりあえず、今週末から首都圏はえらいことになっています。
外出しづらいので、是非こちらを読んでみてはいかがでしょうか。
コロナが片付いたころに、美術館に行ってみよ~~~っと。
秋ごろになるかもしれないけど、芸術の秋にはちょうど良い。