【POP33枚目】マンガ大賞2020②「スキップとローファー 高松美咲」
本日も雑談なし。
というか、家から出なさ過ぎて何も考えることがない。
「スキップとローファー 高松美咲」全3巻(連載中)アフタヌーン
<癖が強い系の上京ガール。
岩倉美津未は入学を機に、地方から上京。勉強はできるものの、過疎地育ちゆえに同世代とのコミュニケ―ションの経験が乏しい。そのうえちょっと天然で、慣れない都会の高校はなかなか難しい。だけどまっすぐで真っ白な存在感が、本人も気づかないうちにクラスメイトをハッピーにしていく。>
マンガ大賞3位入賞!これは1巻から追っかけていた!
スクールカーストをぶち壊す話。
都会と地方のコミュニケーションは、「特に仲の良い関係を築くか」「誰とでも関係を築けるか」が違うように思う。
早い話、都会は自分に近い輪に入りコミュニケーションをとる。だからこそその輪が集団のどの位置にいるのかが重要と思ってしまいがち。
それに対して、地方(人が少ないところは)は、全体と仲良くなる。多少仲の良さに優劣はあるのかもしれないけれど、分け隔てなく友達になれればOK。浮かないことが重要。
そんな暗黙の了解をぶち壊すのが、良い意味で空気がよめないみつみちゃん。
憎めない雰囲気で臆さないからいつの間にかみんなも引きずられている。
一番最初に仲良くなった相手がスクールカースト最上位だったのが追い風なのだろうけど。
(そこは漫画ですか、多少ご都合主義で)
温かい雰囲気の漫画。おすすめです。
先日紹介したブルーピリオドもスクールカーストがやや関与していたけれど、主人公が似ているようで正反対な感じで面白い。
空気を読みまくって分け隔てない関係を築く八虎と
若干空気は読まずに分け隔てない関係を築くみつみちゃん。
意外にも周りから影響を受けて変わっていく八虎と
己の確固たるものがあり周りに影響を与えて変えていくみつみちゃん。
マンガ大賞1位と3位にランクインしているのは、みんな似たり寄ったりの悩みを抱えているということですかね?
どちらも違ってそれが良い。
インドアライフのお供にいかがでしょうか?